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2024年05月03日
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ラピュタを見た。

2009年06月23日
いや、実は今まで「天空の城ラピュタ」を全編通してみたことがなかったんですよね、何気に。
ところどころ、細切れに見たような気がするんですが。
「ラピュタは滅びぬ!何度でもよみがえるさ!」
のシーンとか。
ま、そんなことはどうでもよく。
やはり宮崎駿は巨匠だなと実感させられる作品。
移動が激しいようなシーンで、背景に少々古めかしさを感じるものの、総じてすばらしい出来。
私、基本的にアニメ作品を見ても、
作画崩壊だとか、なんだとかで、なかなか作品の本質に入り込まないんですよね、
並以下:作画崩壊。シナリオわけわからん、など。
並:ここの作画に違和感が。描きこみが甘い、など。
佳作:まあこんなものか。つくり込みが甘い、など。
良作:作画はよかったのだが、いまいちIn to the worldできなかった、など。
そして傑作:In to the world
まさにこの作品は傑作でしたね。ゲド戦記は良作の域を超えなかった。
傑作はその作画の質などを語る必要はない。
ま、傑作となるには作画崩壊なんてもってのほかですけど。作画崩壊してないからこそ、In to the worldできるわけで、そしてそういう作品は描き込みも手を抜いていない。そら、In to the worldできるんですから、その世界を彩るあらゆる「小道具」が丁寧に描きこまれてるわけです。

昔、宮崎駿さんが『紅の豚』を作ったときに、
お話しさせてもらったことがあるんですけど、
「鳥瞰図の地上絵を
 本物らしく見せる方法ってわかりますか?」
って言われて、「なんですか」と聞いたら、
「とにかく描き込むことなんですよ」
とおっしゃるんですね(笑)。
とにかくコツコツコツコツ描き込むことだって。
(宮本茂氏の発言。社長が訊く Wii プロジェクト - Vol.5 『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』編より抜粋)

作品の世界に入り浸るということはその作品がフィクションであれなんであれ、本物らしい、いや、ありそうな感じ、というわけですよ。

ラピュタなんか、まさに「ありそう」な廃墟ですしね。(描き込みがすごいので超高度な技術とか、なぜか浮いてるというフィクションが、「本物らしく」みえるということです。)

ところで廃墟、いいですよね。滅びの美学。自然と人工の調和。一度いってみたいと思ったりもするのですが。(あくまで思うまでですよ。)
鉱山廃墟はまさにラピュタの世界観そのものという感じさえします。(ないと思いますけど、実写化したら、こういうところがロケ地としてふさわしそうです。ま、多分あっても合成でしょうけど。)
木造建築の多い日本で、鉱山廃墟ほど古い時代のものを自然に蝕まれつつ形を維持してるものはないですからね。ま、石造りですし。ラピュタも石造りだし。木生えてるけど。ロボット兵きめえですけど。(ところでアイツは静歩行にみえるが、あれだけ科学が発達していて静歩行なんてありえるんだろうか。そもそも何で動いてるかわからんし)
そうそう、ラピュタといえばあの音楽。あれも廃墟をイメージしたものらしく、(伝聞で申し訳ない)実にラピュタのBGMは廃墟にぴったりなんですよね!(爆
ま、そんなこんなで手っ取り早く廃墟の美とやらを見てみたいならニコニコ動画で「廃墟の美学」シリーズをお勧め。
とりあえずその1.
http://www.nicovideo.jp/watch/nm2989298
もっと廃墟を知りたくなったら。「廃墟の美学」の原作(?)である「廃墟ちゃんねる」さんがお勧め。(リンクも豊富ですし)
http://www.bbweb-arena.com/users/kaede472/


なお。
この記事は廃墟探索をお勧めするものではありません。
廃墟化した物件の中には私有地も含まれており、これらの物件に侵入することは違法です。
また、廃墟探索は非常に多くの危険をはらんでいます。特にラピュタの雰囲気によく似合う鉱山廃墟等では毒ガスが、また電気関連施設の廃墟では機器に残る電気による感電など。また、浮浪者との遭遇、危険な動物またはそれを狙う狩人との遭遇など。これ以外にも不測の事態に遭遇することは多々ありますので、危険と思われる施設には近づかないでください。特に一人の場合、さまざまな事態に巻き込まれたとき近隣に助けを求めることができないのでよりいっそう危険です。「廃墟ちゃんねる」さんの危機管理のページにはより詳細に書かれています。廃墟探索に行こうかななんて思っちゃった方は是非ごらんください。
安易な発想で廃墟には近づかないようお願いします。
廃墟探索をして損害が発生しても当サイトは、また当記事で勝手に紹介させていただいたサイトさんも含め、一切補償いたしません。

この記事は廃墟探索をお勧めするものではありません。
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