taka city blog

最近、といってもまだわずか３週間だが、坂の上の雲を見ている１時間半が回を重ねるごとに短くなっていってる気がする。
いやはや、酷評だった天地人（私は見ていないが。）とはどうやら大違いらしい。
天地人はこども店長が出世したことくらいか。
しかし、坂の上の雲！は演技力云々以前に違和感がありまくりのジャニが出てこないし、実力派勢ぞろいで、非常にいい。
まあ、これが民放ならおそらくは戦艦はCGで、真之あたりにタ○キーでも起用していそうなもんだが、流石はNHKといったところか。
子規役の香川照之さんの演技がまた見事。松山での真之との再開シーン。様々な感情が感じられた。ま、個人的には豊臣秀吉（利家とまつより）のイメージがやたら強いが、まったく別人に見える。
最近のホームドラマ的な大河とは違って、脚本も優れているし（もちろん司馬遼太郎の原作あってのことだが！）、そしてセット等にもやたらと金をかけているのもよくわかる。その使い道が無駄遣いなら大問題だが、とにかく描きこまれている（？）！そのおかげで空気（雰囲気）もまるで本物を見ているかの如く。小奇麗な家ではなく、当時の状況を推測するにおそらくそうであっただろうような汚らしさ（？）、松山や真之と好古が下宿していたあのボロ家屋のシーンなどでは全体的に砂埃っぽい雰囲気（これは多分フィルターだが）。現代のようにアスファルトやコンクリで地面が塗り固められていないことを考えると、少々過度な演出かもしれないが、このような演出にもこだわりが見られる。
例年の大河や、チャングムなんかでは、やたら綺麗な部屋・建物や町並みだが、冷静に考えればそんなことあるわけが無く。
で、悔やまれるのはこの、少なくとも個人的には、絶賛に値する作品が、今後２年間、通常の大河をはさんで放送されるということ。いちいち区切るのではなく、まとめて欲しかったのだが……
毎週楽しみにしている一視聴者より。