taka city blog

ヨーロッパの絵画にも影響を及ぼした浮世絵なんかでもそうだが、どうも日本人は今現在使ってる自らの生み出したものに対しては軽視しやすい傾向があると思う。
浮世絵も包装紙として使われて特に芸術品とは見られておらず、結局有名なものが海外に渡って、実際ヨーロッパの博物館なんかに行かないと見れなかったりするものも少なくないし。
ジャパニメーションとよばれるアニメにしろ、漫画にしろ、ビデオゲームにしろ、日本の作品は多く、世界に対して文化を発信しているのに、容易に国営漫画喫茶などと揶揄したり、アニメの殿堂などと一方的なものいいをしたり、あげく国立メディア芸術総合センターは中止。
ビデオゲームなんかは会社が存続している間は商品としての面もあるが、やがて会社が解散したりした場合、こういう博物館がないと保護されないし、漫画も作者が亡くなった後とかもそうだが、有名なものは海外に出回ってしまって、結局浮世絵なんかの二の舞になりそうだ。
箱物だけつくってもダメだ、などという話もあるが、博物館自体、そもそも箱物なのでは？とも思う。
特に今あるものなのだからこれから収集していっても遅くないだろう。