忍者ブログ

[PR]

2024年04月30日
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無題

2011年08月17日
mixi日記アーカイブ

参照記事
http://www.news-postseven.com/archives/20110815_28753.html

今回の騒動は、見かけ上一番悪い京都が批判を一手に買っているという印象。
まぁ誰かを悪者にするマスコミのいつもの得意技かと思う。

それはそれで、傷つくのは京都だけで、すでに満身創痍な東北には批判が向けられないので悪くはない。
多くの人はこの件に関して自分で調べるという程関心は持ってないだろうから、実際にだれがどのくらい悪いかなどという話はどうでもいい。




ただ、最後はやたら引っかかる!!

>京都の関係者の人たちも、かくなる上は、腹をくくって開き直るしかありません。大文字焼が行なわれるときに、みんなで「大の字」になって地面に寝転び、「煮るなり焼くなり好きにしてくんなはれ!」と叫んでみてはどうでしょう。マイナスのイメージを払拭するには、そのぐらいの大胆な行動が必要かも。よかったらお試しください。

「大文字焼」
俗称として一般人が「大文字焼」というのならともかく、物書きが「大文字焼」と書くのはいかがなものか。
京都に「大文字焼」等という行事はない。
あるのは「五山の送り火」。この行事は「焼く」ことが目的ではないし、抑々「大文字」以外の字もある。


「みんなで『大の字』になって地面に寝転び」
送り火の右大文字(通常の大文字)と左大文字は意味が違う。
そもそも、送り火はお盆の間に帰って来はったお精霊さん(おしょらいさん。御先祖様の御霊。)をを浄土へお送りする行事。
一連の流れは以下のような感じ。

右大文字はいうなればお精霊さん達の出発点。
途中、南無「妙法」蓮華経のお経を唱えながらお精霊さんは「船」に乗って移動していきます。
左大文字が地上から浄土への、分かり易く俗な感じでいえば離陸地点。
最後に、お精霊さんが迷子にならないように浄土と地上の間、地理上は左大文字のさらに西に鳥居があります。

というわけで、大の字は右か左かによって意味が違うし、そんなにいっぱい大の字があってもお精霊さんを惑わすだけという。


「『煮るなり焼くなり好きにしてくんなはれ!』」
だから焼くのが目的ではないし、煮ても目印には到底ならないので意味がない。
ついでに京都の人は基本的にはこんな言葉遣いはしません。


「叫んでみてはどうでしょう」
送り火は叫ぶためのものではない。
むしろお精霊さんを送るように静かに見守るのが正しい。


「マイナスのイメージを払拭するには、そのぐらいの大胆な行動が必要かも。」
個人的には、今回の件一回程度では京都のイメージへの影響は無視できるレベルなのではと思う。多分来年の今頃にはほとんどみんな忘れてる。
流石にこういうのが何度もあるようではだめだと思うけど。
京都は国際観光都市と称するものの観光業に縋って生き延びている都市ではないし、しばらくの観光客数の落ち込みならどうにかなると(勝手に)信じてる。
送り火に関しては、そもそも仏教行事なのであって観光行事ではないので観光客数が最悪0になろうと行事自体には全く関係がない。関係業者は困るだろうけど、外野が来ないなら来ないで大いに結構、っていうか静かになるからその方がありかもしれない。
PR
Comment
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback
トラックバックURL: