taka city blog

以前世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつである鹿苑寺について記事にしたことがありますが、もうひとつ。
鹿苑寺のシンボルといえばやはり舎利殿（金閣）ですが、あれって3階建てですが2層3層にしか金箔をはっていません。
何故だと思いますか？
お金がなかったのでしょうか？

じつは、1層を木造のままにしておくことで1層だけ風景に溶け込み、まるで2階建ての金閣が空中に浮いているかのように見えるように作ってあるのです。
金閣を見に行く機会があったらそんなことも是非思い出してください。
きっと「なるほどなぁ」と思いますよ。（写真で見ても納得できると思いますが。）

そうそう、金閣といえば銀閣もありますが、観音殿（銀閣）のある慈照寺（いわゆる銀閣寺）は鹿苑寺（金閣寺）と対になるというよりもむしろ西芳寺（苔寺）と対になっているといったほうが正しいんですよ、というか西芳寺を手本にして作られたのが慈照寺とでも言うところでしょうか。

ちなみに銀閣が銀箔を貼ってないのは財政難だったわけではなくもとから貼る予定はなかったんですよ。銀は黒くなりますからね。


ちなみに、
銀閣はただいま修理中（08～10（予））
西芳寺は単なる見学等は不可なので要注意。