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2025年07月13日
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ドレークの方程式による
2008年02月14日
去年の最後のブログ更新であったUFO論議に関してつけたしです。
前回では名前しか登場しませんでしたが、皆さんはドレークの方程式、
N=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L
をご存知でしょうか。さて今回は前回(UFO論議)の計算内容についての記事とします。ドレークの方程式では、代入する数値に大きな差があるので今回は極力、地球外文明の数が多くなるよう、数値を決定したいと思います。
(注釈)
N :我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数
R* :我々の銀河系で恒星が形成される速さ
fp :惑星系を有する恒星の割合
ne :1つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数
fl :上記の惑星で生命が実際に発生する割合
fi :発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
fc :その知的生命体が星間通信を行う割合
L :星間通信を行うような文明の推定存続期間
①銀河系で1年間に生まれる恒星の数 R*
銀河系とは、地球が存在する天の川銀河のこと。
1年間に誕生する恒星の数=銀河系の恒星の数÷銀河系の年齢
また、
銀河系の恒星の数:約2000億個
銀河系の年齢:約100億年(実際には136億年)
これより、1年間に誕生する恒星の数は20個であると推定できる。
(銀河系の年齢を少なく見積もったのは銀河誕生以来、寿命を迎えて超新星爆発を起して消えた恒星もかなりあったと思われるので、その分の穴埋めのため。)
②生まれた恒星系が惑星を持つ確立 fp
最近の研究によると、恒星が惑星を持つのは普通であることがわかっているのでその確率は1とおける。
ただしホットジュピターのような例もあるため、恒星系が地球型惑星を持つのは100%ではない。
地球型惑星は発見しづらい上、宇宙研究も始まったばかりなのでここでは恒星系が地球型惑星を持つ確率を0.5と予測する。
(ちなみにこの検証においては木星型惑星においては気圧が高いなどから生命が生まれる可能性はほぼ0と仮定。)
③恒星系で生命が生まれる可能性のある惑星の個数 ne
他の恒星系が太陽系と同じとは思えないが他にデータが無いので太陽系のデータを暫定的に利用する。
太陽系で生命が生まれる可能性があるのは金星、地球、火星のほか、木星の衛星であるタイタンも生命がいる、あるいは生まれる可能性があるとされている。
したがって、この検証では最も楽観的な数値を用いて、求める個数を4個とおく。
④その惑星で実際に生命が生まれる確率 fl
これもまた太陽系以外にデータが無いので③と同じように太陽系のデータを暫定的に利用する。以下も同様。
③より、生命が生まれる可能性のある惑星は4つで、実際には我々の住む地球のみであるから、求める確立は1/4=0.25。
⑤その生命が知的生命体まで進化する確率 fi
まず、知的生命体の定義を「文明を作れる体と頭脳をもった生物」と定義する。
文明を作れる体として考えられるのはヒューマノイド形態、もしくはそれに類する形が考えられる。
ヒューマノイド形のほか、象の鼻のような器官を持っている生物、あるいは二足歩行タイプの恐竜形が考えられる。
高度な知能を有するためには常に脳を活動させる必要があるので恒温であると考えるのが適当。
したがってそのような生物は哺乳類・恐竜またはそれに類する生物である。
また条件さえよければ軟体動物や両生類でも知的生物に進化することは可能ではあるが、今回の検証ではその過程で哺乳類・恐竜に収斂進化するとする。
また、他にデータがなく、また一番宇宙人の可能性を楽観視するため強引ながらもこうした生物はいずれ必ず知的生物になると仮定する。
以上より、恐竜・哺乳類またはそれに類する生物にまで進化すれば知的生命体を持つことが可能。
これを地球に当てはめて計算すると、(ただし生命誕生から三畳紀半ばまでの2600万年周期の変動がひとつでも欠けたら哺乳類・恐竜は誕生しないと仮定)
・生命の誕生が35億年前
・哺乳類・恐竜を生んだ三畳紀半ばの大量絶滅が2.5億年前
・生命誕生から哺乳類・恐竜誕生までの期間:35億-2.5億=32.5億年
・2600万年周期の変動の回数:32.5億÷2600万=125回
・その2600万年周期の変動が1回もかけない確率:1/125=0.008
今回は、哺乳類・恐竜が生まれる=知的生命体誕生と仮定しているので、その確率は0.008。
⑥その知的生命体が他の恒星形へ向けて通信を試みるほどの文明を持つ確率 fc
現状、そのような生物はホモ・サピエンスのみであり、データが不十分で工業文明への発達が必然か否かはわからない為、求める値は0~1である。
0の時は人類の場合産業革命おこらず、原始的な生活を送り続ける場合である。
この数値の中間値をとって今回は求める確立を0.5とおく。
⑦その文明が継続される長さ L
これもまた、非常に楽観的な数値をとることにする。
過去に地球上でおきた知的生命体の交代劇、ネアンデルタール人と現代人=ホモ・サピエンスの例が知的生命体の種としての寿命を考える上で参考とする。
・ネアンデルタール人の登場:約30万年前
・現代人の誕生 :約10万年前
・ネアンデルタール人の消滅:約 3万年前
ネアンデルタール人の生存期間:30万年-3万年=27万年
(現代人との並存期間は7万年)
またこれより、楽観的にみつもって知的生命体は次の知的生命体と数万年は共存できる。
よってネアンデルタール人の種としての寿命から、知的生命体の寿命を約27万年とおける。
ここで現代人の例を用いるとこの10万年間で他の恒星系へ向けて通信できるような技術を持ったのはおよそ100年前であるから
その10万年間は丸々恒星間通信以前の状況であったといえる。
したがってそれを種としての寿命から引くと、
27万年-10万年=17万年
より、求める文明の長さは非常に長く見積もって17万年。
①~⑦の計算結果をドレークの方程式に代入すると
N(我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数)=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L
=20×0.5×4×0.008×0.5×170,000
=27200
となり、その数値は27200個である。
また、銀河系を平面の円盤と仮定した場合、銀河系は直径が10万光年であるから、銀河系の面積は
銀河系の面積=5万光年×5万光年×3.14=78億5千万平方光年
またこの面積の中で1種の知的生命体が占有できる円の面積を求めると
円の面積=78億5千万平方光年÷27200個=28860294平方光年
そしてこの円の中心に知的生命体のすむ惑星のある恒星があるとすると、知的生命体の住む惑星間の距離はこの円の半径の2倍にほとんど等しい。
円の半径をrとおくと、
3.14×r^2=28860294平方光年
r^2=9191176.4平方光年
r=3031.7光年
ゆえにその惑星間の距離は
2r=2×3031.7光年=6063.4光年(終)
というわけで、地球から最も近い惑星間通信が可能な地球外文明のある惑星は大体6000光年先にある、という結論となります。
ただし、実際には銀河は中央ほど密度が高く、太陽系は銀河の端にあるので、今計算結果を用いたとしてもこれよりもより遠いと考えられます。
で、前回(UFO論議)の結論となるのでした。
前回では名前しか登場しませんでしたが、皆さんはドレークの方程式、
N=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L
をご存知でしょうか。さて今回は前回(UFO論議)の計算内容についての記事とします。ドレークの方程式では、代入する数値に大きな差があるので今回は極力、地球外文明の数が多くなるよう、数値を決定したいと思います。
(注釈)
N :我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数
R* :我々の銀河系で恒星が形成される速さ
fp :惑星系を有する恒星の割合
ne :1つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数
fl :上記の惑星で生命が実際に発生する割合
fi :発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
fc :その知的生命体が星間通信を行う割合
L :星間通信を行うような文明の推定存続期間
①銀河系で1年間に生まれる恒星の数 R*
銀河系とは、地球が存在する天の川銀河のこと。
1年間に誕生する恒星の数=銀河系の恒星の数÷銀河系の年齢
また、
銀河系の恒星の数:約2000億個
銀河系の年齢:約100億年(実際には136億年)
これより、1年間に誕生する恒星の数は20個であると推定できる。
(銀河系の年齢を少なく見積もったのは銀河誕生以来、寿命を迎えて超新星爆発を起して消えた恒星もかなりあったと思われるので、その分の穴埋めのため。)
②生まれた恒星系が惑星を持つ確立 fp
最近の研究によると、恒星が惑星を持つのは普通であることがわかっているのでその確率は1とおける。
ただしホットジュピターのような例もあるため、恒星系が地球型惑星を持つのは100%ではない。
地球型惑星は発見しづらい上、宇宙研究も始まったばかりなのでここでは恒星系が地球型惑星を持つ確率を0.5と予測する。
(ちなみにこの検証においては木星型惑星においては気圧が高いなどから生命が生まれる可能性はほぼ0と仮定。)
③恒星系で生命が生まれる可能性のある惑星の個数 ne
他の恒星系が太陽系と同じとは思えないが他にデータが無いので太陽系のデータを暫定的に利用する。
太陽系で生命が生まれる可能性があるのは金星、地球、火星のほか、木星の衛星であるタイタンも生命がいる、あるいは生まれる可能性があるとされている。
したがって、この検証では最も楽観的な数値を用いて、求める個数を4個とおく。
④その惑星で実際に生命が生まれる確率 fl
これもまた太陽系以外にデータが無いので③と同じように太陽系のデータを暫定的に利用する。以下も同様。
③より、生命が生まれる可能性のある惑星は4つで、実際には我々の住む地球のみであるから、求める確立は1/4=0.25。
⑤その生命が知的生命体まで進化する確率 fi
まず、知的生命体の定義を「文明を作れる体と頭脳をもった生物」と定義する。
文明を作れる体として考えられるのはヒューマノイド形態、もしくはそれに類する形が考えられる。
ヒューマノイド形のほか、象の鼻のような器官を持っている生物、あるいは二足歩行タイプの恐竜形が考えられる。
高度な知能を有するためには常に脳を活動させる必要があるので恒温であると考えるのが適当。
したがってそのような生物は哺乳類・恐竜またはそれに類する生物である。
また条件さえよければ軟体動物や両生類でも知的生物に進化することは可能ではあるが、今回の検証ではその過程で哺乳類・恐竜に収斂進化するとする。
また、他にデータがなく、また一番宇宙人の可能性を楽観視するため強引ながらもこうした生物はいずれ必ず知的生物になると仮定する。
以上より、恐竜・哺乳類またはそれに類する生物にまで進化すれば知的生命体を持つことが可能。
これを地球に当てはめて計算すると、(ただし生命誕生から三畳紀半ばまでの2600万年周期の変動がひとつでも欠けたら哺乳類・恐竜は誕生しないと仮定)
・生命の誕生が35億年前
・哺乳類・恐竜を生んだ三畳紀半ばの大量絶滅が2.5億年前
・生命誕生から哺乳類・恐竜誕生までの期間:35億-2.5億=32.5億年
・2600万年周期の変動の回数:32.5億÷2600万=125回
・その2600万年周期の変動が1回もかけない確率:1/125=0.008
今回は、哺乳類・恐竜が生まれる=知的生命体誕生と仮定しているので、その確率は0.008。
⑥その知的生命体が他の恒星形へ向けて通信を試みるほどの文明を持つ確率 fc
現状、そのような生物はホモ・サピエンスのみであり、データが不十分で工業文明への発達が必然か否かはわからない為、求める値は0~1である。
0の時は人類の場合産業革命おこらず、原始的な生活を送り続ける場合である。
この数値の中間値をとって今回は求める確立を0.5とおく。
⑦その文明が継続される長さ L
これもまた、非常に楽観的な数値をとることにする。
過去に地球上でおきた知的生命体の交代劇、ネアンデルタール人と現代人=ホモ・サピエンスの例が知的生命体の種としての寿命を考える上で参考とする。
・ネアンデルタール人の登場:約30万年前
・現代人の誕生 :約10万年前
・ネアンデルタール人の消滅:約 3万年前
ネアンデルタール人の生存期間:30万年-3万年=27万年
(現代人との並存期間は7万年)
またこれより、楽観的にみつもって知的生命体は次の知的生命体と数万年は共存できる。
よってネアンデルタール人の種としての寿命から、知的生命体の寿命を約27万年とおける。
ここで現代人の例を用いるとこの10万年間で他の恒星系へ向けて通信できるような技術を持ったのはおよそ100年前であるから
その10万年間は丸々恒星間通信以前の状況であったといえる。
したがってそれを種としての寿命から引くと、
27万年-10万年=17万年
より、求める文明の長さは非常に長く見積もって17万年。
①~⑦の計算結果をドレークの方程式に代入すると
N(我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数)=R*×fp×ne×fl×fi×fc×L
=20×0.5×4×0.008×0.5×170,000
=27200
となり、その数値は27200個である。
また、銀河系を平面の円盤と仮定した場合、銀河系は直径が10万光年であるから、銀河系の面積は
銀河系の面積=5万光年×5万光年×3.14=78億5千万平方光年
またこの面積の中で1種の知的生命体が占有できる円の面積を求めると
円の面積=78億5千万平方光年÷27200個=28860294平方光年
そしてこの円の中心に知的生命体のすむ惑星のある恒星があるとすると、知的生命体の住む惑星間の距離はこの円の半径の2倍にほとんど等しい。
円の半径をrとおくと、
3.14×r^2=28860294平方光年
r^2=9191176.4平方光年
r=3031.7光年
ゆえにその惑星間の距離は
2r=2×3031.7光年=6063.4光年(終)
というわけで、地球から最も近い惑星間通信が可能な地球外文明のある惑星は大体6000光年先にある、という結論となります。
ただし、実際には銀河は中央ほど密度が高く、太陽系は銀河の端にあるので、今計算結果を用いたとしてもこれよりもより遠いと考えられます。
で、前回(UFO論議)の結論となるのでした。
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未来はあるのか
2008年02月13日
さて、先日のタイムマシンの話に関しまして、度を過ぎた似非科学だったような気がするので、もう少しまじめな話を追記したいと思います。特に最近は似非科学記事を連発しすぎてすっかりオカルトサイトになっているのではという指摘も無きにしも非ずなので(笑)
パラレルワールド、などという話は、とりあえず私は未来が不確定要素を含んでいるという点でそういうものはあるんじゃないかと思ってるんですが、今回はそれは科学の域ではないので無視するとしました、一友人との会話の中で、未来はそもそも無いのではないかという意見があったのでそれに関して記述していこうかと思います。
とりあえずこの場合時間軸は一つ、パラレルワールドの存在を認めない方向で話しますが、皆さんは浦島効果というものをご存知でしょうか。相対性理論により証明されるものですが、光速またはそれに近い速度で移動することにより移動している物体の中にいる人と、それを外から観測する人との時間にずれが生じるというものです。実際に、ほとんどずれない原子時計を音速で飛ぶ戦闘機と、普通に陸地に設置し、戦闘機を飛ばすと、戦闘機に設置されていた側の時計が少しだけ遅れるということが確認されています。
さて、この現象ですが、何故起こるのかというと、光速度不変の原理により比較的簡単に説明することができます。たとえば、光速度を10/sとし、ある宇宙船の外側の観測者から見た相対速度が5/s、またその宇宙船の長さを、非現実すぎますが、わかりやすく10、また光が宇宙船の後ろ側の端に到達した時刻を起点と考えますと、外側の観測者からみて1秒たった時点で光は10、宇宙船は5進んでいるのですから、光が宇宙船の先頭にまで到達するまであと5の距離があります。したがって、光速度不変の原理より、宇宙船から見た場合この時点では光は宇宙船の端から端までの距離10に到達していないので宇宙船の中の時間ではまだ1秒経過していないことがわかります。逆に、宇宙船の中での1秒は、外から見た場合2秒である(観測者からの1秒の時点での宇宙船の先頭と光の距離は5、2秒の時点での距離は0)といえます。したがって浦島効果の存在は確認されました。
このように、物体を光と近い速度で移動させることにより、擬似的にではありますが未来に行くことが出来ます。さてこの物体が光と同速度になったときその内側の時の流れは止まってしまうわけですが、もし、この物体が光より速い速度で移動を始めたらどうなるのでしょう。実は、過去にさかのぼることになるんですね。もちろん少なくとも現状では質量を持つ物質が光またはそれ以上の速度で移動することは不可能なのですが。
考え方は簡単です。とりあえず今度は宇宙船の速度を20と考えましょう。(その他の数値は先ほどと同じとします。)外側の観測者からみた1秒の間に、宇宙船からみると光は当然-1秒分後退するわけで、-1秒となります。例えば今からその宇宙船を10年間休まず運用し続けたとすると、2018年には宇宙船内では1998年となるわけです。考えてみれば当然のことですがこの場合過去に行くのは宇宙船外ではなく宇宙船内まさしくそのものとなります。
たとえば今からある30歳の双子の兄弟のうち片方をこの宇宙船に載せてこちらの世界における10年後の2018年に再会するとしますと、地球に残ったほうは40歳となり、宇宙船に乗ったほうは20歳となります。ここで20歳に若返ったほうについて考えてみましょう。未来が存在しないと仮定すると、2008年に30歳だった頃の「彼」は2018年における(尤も彼の中では1998年ということになりますが)20歳の「彼」にとっては未来、ということになり矛盾が生じます。未来が無いのに自分にとっての未来が存在した、なんて、おかしな話です。過去にさかのぼることが出来るということは逆に言えば、さかのぼった先の世界はその世界において現代であるので、未来から来たということが起こるのであれば、未来が存在するゆるぎない証拠になるのではないでしょうか。
とはいえ、実際に光速度を超えることなんて、未来永劫できないでしょうから、それをもって未来から来ることは出来ないのだから未来は無いといえるかもしれません。
パラレルワールド、などという話は、とりあえず私は未来が不確定要素を含んでいるという点でそういうものはあるんじゃないかと思ってるんですが、今回はそれは科学の域ではないので無視するとしました、一友人との会話の中で、未来はそもそも無いのではないかという意見があったのでそれに関して記述していこうかと思います。
とりあえずこの場合時間軸は一つ、パラレルワールドの存在を認めない方向で話しますが、皆さんは浦島効果というものをご存知でしょうか。相対性理論により証明されるものですが、光速またはそれに近い速度で移動することにより移動している物体の中にいる人と、それを外から観測する人との時間にずれが生じるというものです。実際に、ほとんどずれない原子時計を音速で飛ぶ戦闘機と、普通に陸地に設置し、戦闘機を飛ばすと、戦闘機に設置されていた側の時計が少しだけ遅れるということが確認されています。
さて、この現象ですが、何故起こるのかというと、光速度不変の原理により比較的簡単に説明することができます。たとえば、光速度を10/sとし、ある宇宙船の外側の観測者から見た相対速度が5/s、またその宇宙船の長さを、非現実すぎますが、わかりやすく10、また光が宇宙船の後ろ側の端に到達した時刻を起点と考えますと、外側の観測者からみて1秒たった時点で光は10、宇宙船は5進んでいるのですから、光が宇宙船の先頭にまで到達するまであと5の距離があります。したがって、光速度不変の原理より、宇宙船から見た場合この時点では光は宇宙船の端から端までの距離10に到達していないので宇宙船の中の時間ではまだ1秒経過していないことがわかります。逆に、宇宙船の中での1秒は、外から見た場合2秒である(観測者からの1秒の時点での宇宙船の先頭と光の距離は5、2秒の時点での距離は0)といえます。したがって浦島効果の存在は確認されました。
このように、物体を光と近い速度で移動させることにより、擬似的にではありますが未来に行くことが出来ます。さてこの物体が光と同速度になったときその内側の時の流れは止まってしまうわけですが、もし、この物体が光より速い速度で移動を始めたらどうなるのでしょう。実は、過去にさかのぼることになるんですね。もちろん少なくとも現状では質量を持つ物質が光またはそれ以上の速度で移動することは不可能なのですが。
考え方は簡単です。とりあえず今度は宇宙船の速度を20と考えましょう。(その他の数値は先ほどと同じとします。)外側の観測者からみた1秒の間に、宇宙船からみると光は当然-1秒分後退するわけで、-1秒となります。例えば今からその宇宙船を10年間休まず運用し続けたとすると、2018年には宇宙船内では1998年となるわけです。考えてみれば当然のことですがこの場合過去に行くのは宇宙船外ではなく宇宙船内まさしくそのものとなります。
たとえば今からある30歳の双子の兄弟のうち片方をこの宇宙船に載せてこちらの世界における10年後の2018年に再会するとしますと、地球に残ったほうは40歳となり、宇宙船に乗ったほうは20歳となります。ここで20歳に若返ったほうについて考えてみましょう。未来が存在しないと仮定すると、2008年に30歳だった頃の「彼」は2018年における(尤も彼の中では1998年ということになりますが)20歳の「彼」にとっては未来、ということになり矛盾が生じます。未来が無いのに自分にとっての未来が存在した、なんて、おかしな話です。過去にさかのぼることが出来るということは逆に言えば、さかのぼった先の世界はその世界において現代であるので、未来から来たということが起こるのであれば、未来が存在するゆるぎない証拠になるのではないでしょうか。
とはいえ、実際に光速度を超えることなんて、未来永劫できないでしょうから、それをもって未来から来ることは出来ないのだから未来は無いといえるかもしれません。
タイムマシン
2008年02月10日
あろうことか、ロシアの数学者によると3ヶ月後にタイムマシンが完成するそうです。まさに、ナンテコッタイ。
しかし、疑問点は数多くあります。まず、物理法則が無視されている件。たとえば質量保存則は完全に無視されているわけです。過去に戻ろうものなら、過去では突然質量が増えるわけで、その分なにか消えないと都合が割るい気がするのですが。それに行く方からしても質量がぶっとんでなくなってしまうわけで。そもそも、原子をその時代から消滅させる、時空がゆがむくらいのエネルギーが放出される、ってどう考えても核分裂とか核融合とか言うレベルじゃないわけで、そこらの核実験の数億倍、数兆倍、いやもっと恐ろしい気がするのですが。行き先にある物質と入れ替えるとでも言うなら話は別ですが。
それに第一、そんな凄いものが3ヵ月後に出来るなら出来たとして、国家機密にするのが普通だと思いますが。とくにかつて超大国ソ連であったロシアですよ?過去に戻って社会主義を広めようというのでも何でも、出来る前から発表するなんておかしすぎるんじゃないでしょうか。もし本当に完成しているならばこの地球が全てロシア領もしくはソ連領となってても不思議ではないでしょうに。まあ、アインシュタインによるとタイムマシンはタイムマシンが完成したときよりも前にはさかのぼれないソウなんで、たしかに、できない、と決め付けたりするのもおかしなはなしですが。
ところで、私が以前の稿でかいた、世界は無限のパラレルワールドである、という話を覚えているでしょうか。もちろん、似非科学ですからあまり鵜呑みにされても困るのですが。例えば、私はこのブログでこれから先20行かくつもりだとして、実際に20行書く未来と、20行未満である未来と、20行より多く書いている未来とが、現在から見て地続きで存在しているといえます。実際には、内容や句読点などを考慮するとたったこれだけのことで無限のパラレルワールドの存在を許してしまうことになります。しかもこの世界では私一人が生きているわけではなく、65億ともいわれる人が地球上に存在するわけで、しかも、人間だけではなくありとあらゆる生命、その他の現象が関与してくるということになり、たった数分の間でも無数の、まさに無限ともいえるパラレルワールドが存在します。さて、そういうわけで現在を起点とした未来は全て地続きであるといえますが、たとえば現在というものはこれから1時間前の過去から見て地続きの未来でありますが、この1時間の間に出現した無数の世界は我々のすむ世界とは直接は地続きではないといえます。いまこうしているときも、無数に存在するこの世界とは異なる世界では私は突然誰かに襲われて刺殺されてしまっている、ということも十二分にありえます。というか多分大方の世界ではそのようにはなっていないでしょうが、かならずそのような世界は存在すると思います。さて、こうした時、我々から見て過去は1つの時間軸ではありますが、実際に過去に戻ったとき、その瞬間に未来からタイムマシンがきたことになっている世界、それからもともとあった世界と2つにわかれ、タイムマシンが来たことになっている世界は基本的にはそこが起点(それ以前は分岐前の世界と同じ経路をたどってきた、といえるので)となり、既に存在するはずの未来というものはその世界ではなくなってしまいます。またもとの世界ではタイムマシンで過去に行った人間が帰ってこない、というかそもそも史実として出てこないという現象が起こってしまうわけです。ということは、人類はタイムマシンは失敗であったとして黒歴史とするでしょうし、我々の世界に未来人が一度も来訪していない(少なくとも現時点においてそれと断定できるような痕跡が残っていない)という事実とも一致します。未来にいくにしても、無数の未来があるのでどの未来に飛ばされるかわかりません。人類が宇宙をまたにかけ反映している未来かもしれませんし、宇宙人に侵略されて危機的状況に陥っている未来かもしれませんし、あるいは、環境破壊のために、映画「風の谷のナウシカ」のような世界になっているかも知れません。でもまあ、地続きの未来ですからおそらくは元の世界に帰ってはこれるでしょうが。ただ帰ってきた時点で、行った未来とは直接地続きとはならない世界になるので、予言はおそらくは的中しないでしょうが。(行った未来から見てタイムマシンが帰ってきたという事実があるのであれば話は変わるかもしれません。)ちなみに、タイムマシンのために質量が突然消滅してしまうことになる世界はもとの世界と同じだけの質量を交換するというものでなければ、おそらく我々人類が想像しえない現象が起こるか、そもそもバランスが崩れてその世界はそこで終わってしまう、ということになるでしょうね。
まあ、このトンデモ理論が全て正しいと仮定した場合にのみ正しいといえる話ですが(笑)
しかし、疑問点は数多くあります。まず、物理法則が無視されている件。たとえば質量保存則は完全に無視されているわけです。過去に戻ろうものなら、過去では突然質量が増えるわけで、その分なにか消えないと都合が割るい気がするのですが。それに行く方からしても質量がぶっとんでなくなってしまうわけで。そもそも、原子をその時代から消滅させる、時空がゆがむくらいのエネルギーが放出される、ってどう考えても核分裂とか核融合とか言うレベルじゃないわけで、そこらの核実験の数億倍、数兆倍、いやもっと恐ろしい気がするのですが。行き先にある物質と入れ替えるとでも言うなら話は別ですが。
それに第一、そんな凄いものが3ヵ月後に出来るなら出来たとして、国家機密にするのが普通だと思いますが。とくにかつて超大国ソ連であったロシアですよ?過去に戻って社会主義を広めようというのでも何でも、出来る前から発表するなんておかしすぎるんじゃないでしょうか。もし本当に完成しているならばこの地球が全てロシア領もしくはソ連領となってても不思議ではないでしょうに。まあ、アインシュタインによるとタイムマシンはタイムマシンが完成したときよりも前にはさかのぼれないソウなんで、たしかに、できない、と決め付けたりするのもおかしなはなしですが。
ところで、私が以前の稿でかいた、世界は無限のパラレルワールドである、という話を覚えているでしょうか。もちろん、似非科学ですからあまり鵜呑みにされても困るのですが。例えば、私はこのブログでこれから先20行かくつもりだとして、実際に20行書く未来と、20行未満である未来と、20行より多く書いている未来とが、現在から見て地続きで存在しているといえます。実際には、内容や句読点などを考慮するとたったこれだけのことで無限のパラレルワールドの存在を許してしまうことになります。しかもこの世界では私一人が生きているわけではなく、65億ともいわれる人が地球上に存在するわけで、しかも、人間だけではなくありとあらゆる生命、その他の現象が関与してくるということになり、たった数分の間でも無数の、まさに無限ともいえるパラレルワールドが存在します。さて、そういうわけで現在を起点とした未来は全て地続きであるといえますが、たとえば現在というものはこれから1時間前の過去から見て地続きの未来でありますが、この1時間の間に出現した無数の世界は我々のすむ世界とは直接は地続きではないといえます。いまこうしているときも、無数に存在するこの世界とは異なる世界では私は突然誰かに襲われて刺殺されてしまっている、ということも十二分にありえます。というか多分大方の世界ではそのようにはなっていないでしょうが、かならずそのような世界は存在すると思います。さて、こうした時、我々から見て過去は1つの時間軸ではありますが、実際に過去に戻ったとき、その瞬間に未来からタイムマシンがきたことになっている世界、それからもともとあった世界と2つにわかれ、タイムマシンが来たことになっている世界は基本的にはそこが起点(それ以前は分岐前の世界と同じ経路をたどってきた、といえるので)となり、既に存在するはずの未来というものはその世界ではなくなってしまいます。またもとの世界ではタイムマシンで過去に行った人間が帰ってこない、というかそもそも史実として出てこないという現象が起こってしまうわけです。ということは、人類はタイムマシンは失敗であったとして黒歴史とするでしょうし、我々の世界に未来人が一度も来訪していない(少なくとも現時点においてそれと断定できるような痕跡が残っていない)という事実とも一致します。未来にいくにしても、無数の未来があるのでどの未来に飛ばされるかわかりません。人類が宇宙をまたにかけ反映している未来かもしれませんし、宇宙人に侵略されて危機的状況に陥っている未来かもしれませんし、あるいは、環境破壊のために、映画「風の谷のナウシカ」のような世界になっているかも知れません。でもまあ、地続きの未来ですからおそらくは元の世界に帰ってはこれるでしょうが。ただ帰ってきた時点で、行った未来とは直接地続きとはならない世界になるので、予言はおそらくは的中しないでしょうが。(行った未来から見てタイムマシンが帰ってきたという事実があるのであれば話は変わるかもしれません。)ちなみに、タイムマシンのために質量が突然消滅してしまうことになる世界はもとの世界と同じだけの質量を交換するというものでなければ、おそらく我々人類が想像しえない現象が起こるか、そもそもバランスが崩れてその世界はそこで終わってしまう、ということになるでしょうね。
まあ、このトンデモ理論が全て正しいと仮定した場合にのみ正しいといえる話ですが(笑)
寒中お見舞い申し上げます。
2008年01月31日
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
そして寒中お見舞い申し上げます。
で、1月の更新はこれだけなので、一応まじめな生地でも書いておきます。
今回は宇宙の話。根拠もへったくれも無い似非科学ですが。
前回もUFOだったんで似たような話かと思いきや、そうでもないのでした。
今回は特に次元の話。
とりあえず本項では、1次元直線をz軸、2次元平面をyz平面、3次元空間をxyz空間、4次元超立体をwxyz超立体とします。
特に、4次元超立体のw軸は時間軸として扱うわけではないのでご注意ください。
もちろん、普通はx軸、xy平面、などと、また4次元時空は通常xyz空間+時間軸いうのですが便宜上今回はこうしてます。
先ず結論を述べますと、宇宙は4次元体である、というのが私の持論なんです。
もちろん3次元空間に住んでいる我々はもう一つの空間軸w軸は認知できないのですが。
例えば、zy平面に住む人がいるとします。彼らは高さのx軸を認識できないわけですが、また彼らは自分の世界が無限の広さを持っていると思っています。多分。
そうした場合、3次元空間から見ても無限ということは先ずありえないわけで、2時限の人の住んでいる世界が3次元体、即ち球体であれば高さを認知できない2時限の人にとっては無限の世界となるわけです。
さて、この3時減退が例えば地球(ただし表面に凹凸は無いものとする)とすると、彼らの世界では最速が秒速8kmということになるわけです。
それ以上となるとzy平面の人は感知できない重力と遠心力との関係で3次元空間に物質が飛ばされてしまうからです。
同じことが我々の世界にも言えます。我々は光が最速だと思い込んでいますが、実際にはそれ以上の速度となると4次元空間に飛ばされているだけなのです。
また、ワープに関してもyz平面に住んでいる人と我々が同じ原理でワープできるといえます。
例えば球体に住む2次元の人は通常球体表面を移動するわけですが、例えば、想像していただければわかると思うのですが表面を通らず目的地まで一直線にもぐれば、距離は短縮されます。これがワープです。
同じように3次元空間にいる我々も一旦4次元超立体に抜け出した後3次元に戻れば距離を短縮即ちワープできるというわけです。
また宇宙が無限なのも二次元の人がその世界が無限だと思っているのと同義だといえます。
まあ私が思うに一度でも上位空間に出れば戻れないような気もするのですが。
ところで、触れませんでしたがz軸の1次元の人もyz平面で同じことが説明できます。円で。
……あ、最初に書いたとおり似非科学ですのであまり本気にしないでくださいね。
ちなみに今回4次元をの4次元目を時間軸として扱わなかったのは私が思うに時間軸は常に一つであるとは限らないと思ってるからです。
瞬間瞬間ごとにわれわれが唯一の存在であると思っている時間軸以外にも枝分かれしてるのではないかと、思ってるのですがどうでしょうね。
そして寒中お見舞い申し上げます。
で、1月の更新はこれだけなので、一応まじめな生地でも書いておきます。
今回は宇宙の話。根拠もへったくれも無い似非科学ですが。
前回もUFOだったんで似たような話かと思いきや、そうでもないのでした。
今回は特に次元の話。
とりあえず本項では、1次元直線をz軸、2次元平面をyz平面、3次元空間をxyz空間、4次元超立体をwxyz超立体とします。
特に、4次元超立体のw軸は時間軸として扱うわけではないのでご注意ください。
もちろん、普通はx軸、xy平面、などと、また4次元時空は通常xyz空間+時間軸いうのですが便宜上今回はこうしてます。
先ず結論を述べますと、宇宙は4次元体である、というのが私の持論なんです。
もちろん3次元空間に住んでいる我々はもう一つの空間軸w軸は認知できないのですが。
例えば、zy平面に住む人がいるとします。彼らは高さのx軸を認識できないわけですが、また彼らは自分の世界が無限の広さを持っていると思っています。多分。
そうした場合、3次元空間から見ても無限ということは先ずありえないわけで、2時限の人の住んでいる世界が3次元体、即ち球体であれば高さを認知できない2時限の人にとっては無限の世界となるわけです。
さて、この3時減退が例えば地球(ただし表面に凹凸は無いものとする)とすると、彼らの世界では最速が秒速8kmということになるわけです。
それ以上となるとzy平面の人は感知できない重力と遠心力との関係で3次元空間に物質が飛ばされてしまうからです。
同じことが我々の世界にも言えます。我々は光が最速だと思い込んでいますが、実際にはそれ以上の速度となると4次元空間に飛ばされているだけなのです。
また、ワープに関してもyz平面に住んでいる人と我々が同じ原理でワープできるといえます。
例えば球体に住む2次元の人は通常球体表面を移動するわけですが、例えば、想像していただければわかると思うのですが表面を通らず目的地まで一直線にもぐれば、距離は短縮されます。これがワープです。
同じように3次元空間にいる我々も一旦4次元超立体に抜け出した後3次元に戻れば距離を短縮即ちワープできるというわけです。
また宇宙が無限なのも二次元の人がその世界が無限だと思っているのと同義だといえます。
まあ私が思うに一度でも上位空間に出れば戻れないような気もするのですが。
ところで、触れませんでしたがz軸の1次元の人もyz平面で同じことが説明できます。円で。
……あ、最初に書いたとおり似非科学ですのであまり本気にしないでくださいね。
ちなみに今回4次元をの4次元目を時間軸として扱わなかったのは私が思うに時間軸は常に一つであるとは限らないと思ってるからです。
瞬間瞬間ごとにわれわれが唯一の存在であると思っている時間軸以外にも枝分かれしてるのではないかと、思ってるのですがどうでしょうね。