taka city blog

UFOに関して先週かそれより少し前あたりから話題になってますね。石破防衛大臣とか町村官房長官とか。
で、私の考えなんですが、結論から先に言うと、いると思います。
宇宙は広大ですから、おなじ時間軸で高度に発達した生物くらいいるでしょう。
ただ、それが地球に侵攻しにきたり、そうじゃなくても地球の皆さん仲良くしましょうといいつつ地球にやってこれるいくらい近くにいるかどうかは別として。
同じ時間軸で最速（光速）で往復できるくらいちかくにいるかとなるとそれは微妙なところです。
ワープなんてできれば、距離は関係ないでしょうけれども、現状、人間の知能ではワープはできないということになっているので、ワープできないと仮定すると、次は時間軸の移動ということになりますが、これもワープと同じくらい難しいでしょう、
未来から来たのなら過去で何か少しでも変更点があったりしようものなら、カオス理論で考えても、その宇宙人が来た未来が変わってしまうわけで無理でしょう。
逆に、過去から来た場合（地球外生命体ですから例えば10億年前に現在の人類よりはるかに高度に発達した種がいたとしてもおかしくないでしょう）過去でのこれからの活動によりその未来はなくなってしまうわけでありまして。
もちろん世界が無限にパラレルワールドになってるという見方も出来なくは無いですが。
パラレルワールドではなく時間軸にそって世界がただひとつであると仮定するならば（パラレルワールドを許容すると世界間移動できる知的生命体が存在しないことは証明できず、結果何でもありで結論が出ないので）、「シカゴにはピアノの調律師が何人ぐらいいるか」という質問でおなじみのフェルミの推論やドレークの方程式によりこの銀河系一つ（ただしこの銀河は平坦なものと仮定します）に存在する惑星間通信が可能な生命体を持つ惑星はおよそ27000個となり、知的文明間の平均距離を求めるとおよそ6000光年となります。
また、実際には銀河は中央のほうが密度が高く端は薄いのですが、幸いなことに（？）地球の存在するこの太陽系は銀河系の端なので地球と地球外文明との距離はおそらく6000光年を上回るものになるでしょう。
しかもこれは最短である上片道の距離。地球と地球外文明との距離がこの6000光年であるとして、光速移動したところで往復1万2000年かかるわけです。すなわち、なんらかのコミュニケーションをとるためには最低1万2000年はかかり、その間も文明を最低でも維持する必要があります。
6000年前といえば地球ではまだピラミッドも立ってません。そういうことを考えると相手が人間の理解の領域を超える超高速移動とかワープとかしない限り宇宙人とコミュニケーションをとるとか、宇宙人が攻めてくるとか、そういうことはなさそうです。
しかも、この結果は（経緯は長くなりすぎるので省略しましたが）銀河系に最も知的文明がいるように楽観視した数値ですから、実際には1万光年離れてた、なんてことも十分ありえるでしょう。
ちなみにフェルミはこういう言葉を残しています。
「みんな（宇宙人）はどこにいるのか？」
これは、「宇宙人がいるはずだったら、なぜ我々の前に姿を現さないのか？」というフェルミのパラドックスとして知られています。
我々が宇宙人とコンタクトを取れないのは宇宙人がいないのではなく、宇宙人が遠すぎるからなんですね。
途中で結論を書いてしまったのでもう一度書きますが、以上のような結果を考慮すると、地球外生命体がUFOで地球を侵略しに来る、という話はSFの中だけの話だと考えても問題ないでしょう。（まあまず宇宙人の乗り物であるということがわかった時点でUFOじゃないんですが。）
今回は長くなりすぎるので（これでも十分に長いですが）結果を求めだすのに必要な計算式を全て省いてますが、気になる人はメールででもお問い合わせください。
全計算内容を送って差し上げます。

ちなみにこれ、参考となる話がインターネット上のどこかにあったはずなのですが、見たのがもう3年ほど前になりどこの何なのかさっぱり忘れてしまいましたので知っている方がいらっしゃいましたらご連絡ください。（文章でしたから著作権云々と権利がらみのこともありますので。）